医療者が語る答えなき世界: 「いのちの守り人」の人類学(磯野 真穂)
2017-08-08


禺画像]
ちょっと難しい本でした。
著者は文化人類学者。
医療関係の人でないのに、よくここまで医療の具体的論点を突き詰められるなと感心します。
特に手術室の「清潔/不潔」はテーマとしてよく見つけたと思うし、あの独特の世界をよく文章で表現できたなと思います。
(ぼくが外科医だから理解できただけで、一般の人には分かりにくい可能性もある)
いい本であることは間違いないのですが、悲しいことに僕に教養がないため、つまり文化人類学的な視点や発想がないため、理解を詰められない部分がところどころにありました。
おそらく、医療従事者でない人が読んだ方が面白いのではないでしょうか?
[本を読んだ]

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