月はどっちに出ている
2013-08-26


禺画像]
ちょっと空いた時間をうまく使ってDVDを観ました。
「月はどっちに出ている」。
傑作だと思います。

梁石日さんの本が「原作」という扱いになっていますが、原作とは似ても似つかないオリジナルの話です。
この映画の一番良いところは、「脚本」。話が大変よくできています。
で、なおかつ、梁石日さんが描く世界の匂いもちゃんと含んでいる。そこがまたいい。
酒場の場面で、主人公の後で酒を飲んでいた客は、梁石日さんご自身だったのでは?

日本映画って時々、強烈な傑作が生まれるんですよね。
東陽一さんの「サード」とか、大森一樹さんの「ヒポクラテスたち」とか。
「サード」などはもう一度観たいと思いつつ、見直してがっかりしたらイヤだとか思って、そのままにしてあるんですよね。
あの頃のATG映画には秀作が多かった。

「月はどっちに出ている」も忘れられない一本になりそうです。
こういうDVDは買える時に買っておかないと「絶版」になるので、未見の映画ファンはぜひどうぞ。
[映画を観た]

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