家庭訪問に行く
2012-09-19


今日の休診日は有効に使いました。
そがこどもクリニックの田邊先生に同行して、田邊先生が往診をしているご家庭にお邪魔させて頂きました。

この子の年齢はぼくの次女と同じ。
人生のほぼすべてを人工呼吸器と一緒に生きています。

ぼくはこういう子どもやご家族を見て、「ああ、やはり健康が一番大事。普通であることの大事さを知った」とか思いません。
なぜならば、このご家族には家族なりの幸せの形があるからです。
「可哀想」などと思うのは、人を見下していることに他なりません。

もちろん、障害があって、かつ、自分の家庭を不幸だと思っている人もいます。
だけどさらに言えば、障害がなくても自分を不幸だと思っている人だっているのです。

結局のところ、よく生きている人は、障害があってもなくても幸福なんですね。
よく生きるというのはけっこう難しくて、これで人々は葛藤するんですね。
今日、訪問した家族は明らかに幸福でした。
その理由も取材してはっきりと分かりました。

いつか何かの形でそれを皆さんにお伝えできればいいですね。
[ちょっと一休み]

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